使い手の”わがまま”によってつくられたメガネの歴史。 冒険家達が旅先で使うために造った眼鏡。初めての子供用サングラス。お江戸のおじさんのアイディア眼鏡。インド洋を往復して造られた双眼鏡。貴婦人のイタズラ小道具。究極のシンプル眼鏡など、、、多彩な職人の”仕業”を楽しんでください。
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1280年から1300年のイタリアで硝子研磨が発祥し、文字や模様を拡大してみることが出来る道具としてメガネが誕生したと伝えられています。最初のメガネは単玉レンズで取手がついた枠にはめたものでした。やがて、単玉から両玉隣、手に持つか鼻にのせて使用していました。修道僧や学者などごく一部の人たちが使っていたメガネは、印刷術の発明により出版物が多くなるに伴い18~19世紀には、実用品として広く使われ始めました。また、社交界の小道具として綺羅びやかな装飾的な製品も作られるようになります。1958年には世界的ファッション誌VOGUEが「メガネはあなたが扱いなれているダイヤモンドの飾りのピンと同じように、ごく簡単に扱えば良い」と書き、大型のメガネをかけた美しいモデルの写真を添えました。それはメガネがファッション商品として認められた瞬間でした。
1280年から1300年のイタリアで硝子研磨が発祥し、文字や模様を拡大してみることが出来る道具としてメガネが誕生したと伝えられています。最初のメガネは単玉レンズで取手がついた枠にはめたものでした。やがて、単玉から両玉隣、手に持つか鼻にのせて使用していました。修道僧や学者などごく一部の人たちが使っていたメガネは、印刷術の発明により出版物が多くなるに伴い18~19世紀には、実用品として広く使われ始めました。また、社交界の小道具として綺羅びやかな装飾的な製品も作られるようになります。1958年には世界的ファッション誌VOGUEが「メガネはあなたが扱いなれているダイヤモンドの飾りのピンと同じように、ごく簡単に扱えば良い」と書き、大型のメガネをかけた美しいモデルの写真を添えました。それはメガネがファッション商品として認められた瞬間でした。
ヨーロッパから伝えられたメガネは、日本の職人によってデザインが変化します。骨格の異なる日本人に合わせ、身の回りの調度品との一体感や、見る動作への工夫など、物真似ではない日本独自のメガネが誕生しました。鼈甲や水牛を使ったメガネ、木や鉄を素材としたメガネが作られ、識字率の高い日本では、庶民の必需品として普及していきます。福井におけるメガネ産業は、湿度の高い風土に対応した、錆を防ぐ独特の金張り加工、赤胴やサンプラチナなどの素材の揮発が基礎技術となり、日本一のメガネ産業を形成しました。さらに、1972年のファッショングラスの登場で品質とデザインの融合が始まり今日に至っています。